お金の話&本 #6『きみのお金は誰のため』

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毎回1冊お金教育関連の本を読み、私自身のエピソードや感想を書き残します。

【今回読んだ本】

『きみのお金は誰のため』
 〜ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」
田内学(たうちまなぶ)
東洋経済新報社

⚫︎「超」広い視野でのお金の話

 個人の立場から見たお金は、好きなものと交換したり、何かのために備えたり、投資でうまくいけば増やせたり、とても便利で「確かなもの」に見えるわけです。

 でも、このお話に入り込んで、社会という大きな流れでお金を見つめ直すと、「みんなでお金を貯めても意味がない」ことや「お金自体は無力なもの」であるとわかります。国の借金のこと、外貨や国力のこと、未来のことを、個人の色メガネを取っ払って、広い視野で認識できる「経済教養小説」です。

全日本国民に読み継がれるべき一冊かと。

⚫︎願うは未来 〜お金のイメージ

 中学生の男子を主人公にした「小説」という形式にすることで、お金の話がスムーズに入りやすくなっている一方、それでも「個人から見たお金の感覚」を取り払うのは難しいし、現に少数ではあるものの酷評もついている当作品。

お金は汚いもの?卑しいもの?人間関係を壊すもの?

 いろんなトラウマやメンタルブロック、染み込んだネガディブイメージ。江戸時代の「士農工商」にもあったような蔑み。美意識に反するというような無意識的なもの。こういったものを大人になってから改めるのは、思う以上に大変なことかも知れません。

でも、だからこそ

誰もお金の奴隷にならないでほしい。

そう願いながら、お金について掘り下げた次回作絵本のあらすじを書いているところです。
良いご縁がありますように!

______

 これら本のことは、年明けに開催された「お金のビブリオバトル」で紹介されて知りました。
 気になった本は全て読ませていただきました。(図書館で借りられるものは借り、新刊はできるだけお世話になっている書店で購入)
 素敵な本をご紹介くださり、ありがとうございました❣️

 ついでに、『きみのお金は誰のため』の参考文献に、前回紹介した『おカネの教室』も入っていて嬉しかったです。

#読了 #きみのお金は誰のため #お金の謎 #社会のしくみ #田内学 #たうちまなぶ #東洋経済新報社 #レビュー

お金の話&本 #5『おカネの教室』

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毎回1冊お金教育関連の本を読み、私自身のエピソードや感想を書き残します。

【今回読んだ本】

『おカネの教室』〜僕らがおかしなクラブで学んだ秘密
高井浩章(たかいひろあき)
株式会社インプレス

⚫︎あなたのお値段、おいくらですか?

中学校で突如開設された「そろばん勘定クラブ」を舞台に、中学生の二人が謎多き先生から「お金についてのレクチャー」を受ける金融・経済系学園ドラマ。

いやいや、パパさんお話作りが上手すぎっ!

…からの親近感w

 小学生から楽しく読めるかどうかは個人差あると思いますが、私にはかなり面白かったです。リーマンショックのことなど、これまでいまいちピンと来なかった経済の仕組みが腹にストンと落ちました。

 地主の家に生まれた令嬢のコンプレックスや、純情男子の淡い恋心など、筆者の娘さんたちを飽きさせないような工夫も、しっかりしたドラマになっています。

 いつかうちの息子にも読んでほしい秀作です。

お金の話&本 #4 『あきない正傳 金と銀』

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【今回の本】

『あきない正傳 金と銀』全13巻 (2016~2022)
高田郁 著 角川春樹事務所

 皆さんは時代小説って読みますか?

 私は正直、これまでほとんど読むことがなかったのですが、一昨年SNSの情報から『あきない世傳 金と銀』という時代小説に出会いました。

 タイトル「あきない」ですから「商売」の話というのはわかります。どうやら江戸時代の呉服屋さんの話なんですね。
 学生にも人気と言うことに驚きと興味を持って、最初は図書館で借りました。そしたらどハマり❣️結局1巻から13巻まで大人買いしましたが、全巻買って悔いのないシリーズです。

◆ハマるポイント1:「商とは詐り」か?テンポの良い展開で物語に引き込まれる

 江戸中期。主人公は七歳の少女「幸」。学者の家に生まれて、七夕の短冊に漢字で「知恵」と書きますが、母親に「女子に学はいらん」と叱られるエピソードからお話が始まります。

 学者のお父さんは、商売人をものすごく嫌っていて、あるときこう言います。

 でも賢いお兄さんは二人きりの時に幸に言うんですね。

「今後はモノの売り買い、金銀を抜きに語れない時代が来る。…士農工商と言うけれど、商を貶(おとし)めて良いものではないだろうに」

 この後大飢饉が起こり、兄が亡くなります。後継者を亡くした父も職を失って、幸は大阪の呉服屋さんに奉公に出ることになります。ここまでが一巻の4分の1。

 ここから「商売って何だろう」という幸の探究と奮闘のドラマが始まります。

◆ハマるポイント2:現代に通じる商売のノウハウが詰まっている

  • 呉服の営業は、コーディネートの提案。
  • 新しい生地を作るのに、絹糸の製造をしている村に出向いて融資したり、商品開発。借金を背負わせて自分の言いなりにさせようだなんて、不良手形を渡した不誠実さで取引中止になったり、失敗談も。
  • 金融知識なども得られて面白い。江戸時代に流通する貨幣が3種類あったこと。江戸は金、大阪は銀、少額の支払いは銭。現代の銀行に繋がる「両替商の役割」など知識も得られる。
  • 江戸進出後は、帯の結び方講座、裁縫のお手伝いなど、ニーズに応えて人気店に。
  • 染め物職人との信頼づくり、柄デザイン、江戸の流行を生み出していく。

「買うての幸い、売っての幸せ」を追求していく、まっすぐなビジネスドラマ。

◆ハマるポイント3:逆風に立ち向かい続ける人間ドラマ

 それぞれ懸命に生きているけど、伝わらない思い、こじれてゆく人間関係も見どころ。主人公・幸は家庭運がない。

 特に、妹の「結」が後半に大きな存在感を放ちます。守ってやりたかった姉の思いとは裏腹に、結は出来の良い姉への嫉妬心やコンプレックスで、モンスターになってしまうんですね。胸が痛い。切ない😢

 13巻のラストで、タイトルの「金と銀」に込められた伏線回収。「幸は一人ではなかった」って思えて涙が出ました。

全巻あっという間のシリーズです。第1巻となる「源流編」だけでも読んで見てください。

◆関連リンク(画像クリック)

 2024年1月8日に参加した「お金の本ビブリオバトル」でこの『あきない正傳』を紹介させていただいたのですが…

ちょうどNHKのBS時代劇で去年12月から放送されていたではないですか!
何も知らないモグリな私😓

#あきない正傳 #金と銀 #高田郁 著 #角川春樹事務所

子どもに知ってもらいたいお金のこと

kidsmoneystationcorabo


今回の絵本制作でとても大きな影響を受けた本、『 #10歳から知っておきたいお金の心得 』。この本の「はじめに〜おうちの方へ〜」と「おわりに〜子どもたちへ〜」をぜひご覧ください。

数年前に読んで、

「子どもに知ってもらいたいお金のことって、仕組みなど知識だけじゃなくて、
 一番身につけて欲しいのは

 “幸せな付き合い方“なんだ!」

と大変感銘を受けました。
私は「おわりに」を、毎年4月うちの子にお小遣いをあげる時に読み聞かせています。(体験談 https://beaver.yu21.jp/money-edu/moneyeducation3/)

なので、絵本の帯コメントを #キッズマネーステーション代表の #八木陽子 先生からいただき、SNSでもご紹介いただくというご縁には、感謝感激、言葉に尽くせません。

絵本『#ビーバーとどろぼうのすてきなひろいもの 』の後に『10歳から知っておきたいお金の心得〜大切なのは稼ぎ方・使い方・考え方』も、子どもたちに読んでほしい。

★お金との幸せな付き合い方ってどんなかな★

絵本に込めた願いは、八木陽子先生が「おわりに」に書いた願いのかけらです。
少しでも多くの人に、願いが届くといいな。

#金銭教育 #金融教育 #kidsmoneystation 

お金の話&本 #3 「我が家のお小遣い(苦戦中)」

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毎回1冊、お金の教育関連本を紹介し、私自身のエピソードや感想を書き残します。

#3「我が家のお小遣い(苦戦中)」

【今回の本】

八木陽子 監修『10歳から知っておきたいお金の心得〜大切なのは、稼ぎ方・使い方・考え方 』

⚫︎子どものお小遣い

皆さんは、お子さんにお小遣いをあげていますか?何歳からはじめましたか?

 私自身の話は#1で書いたのですが、小学一年生で月1000円のお小遣いからスタートしました。勉強のためのお小遣いだよ、と言われたのを思い出します。

 なので、自分の息子にも、自分と同じ小学校1年生の4月からお小遣い制度を導入しました。・・・が、実のところ、決してうまく行っていません。そんな状況も書き残していいかなと(⌒-⌒; )

⚫︎お小遣いに込めた願い

 私はかなりの「ズボラママ」です。でもうまくいかないことが多いからこそ、子育て関係の本には手が伸びてしまいます。

 息子がまだ小学校に上がる前、『10歳から知っておきたいお金の心得〜大切なのは、稼ぎ方・使い方・考え方 』と言う本が目に止まり、評判も良いので購入しました。

10歳から知っておきたいお金の心得
10歳から知っておきたいお金の心得

 内容はタイトル通り、お金のことを子供向けにわかりやすくまとめたものなのですが、ハッとしたのは「はじめに」と「おわりに」でした。なぜなら、「願い」が込められていたのです。

 とても素敵な文章でした✨

 すっかりファンになってしまった私は、息子に初めてのお小遣いを渡す前に、この文を読み聞かせたほどです。ぜひ読んでみてください。

 この本は、私の絵本『ビーバーとどろぼうのすてきなひろいもの』にも大きな影響を与えています。

⚫︎お小遣いを4つに分ける

 『10歳から知っておきたいお金の心得』では、お小遣いを4つに分ける方法を紹介しており、私もその方法を採用することにしました。

 「①貯金する分」「②使って良い分」に分けるという方法はわかりやすいですね。

 さらに「③増やす分」(大人になったら利息の高い銀行に預けたり、投資する)というのも、家庭によってはもしかしたらすでにやっている方法かもしれません。私が子供の頃は、父がお金を預かって高利息をつけてくれる「お父さん銀行」をやってくれました。

 もう一つは「④人のために使うお金」が提案されていて、これには「ほお!」と感心ました。例えば、家族や友達のお誕生日などが該当します。これを①②と区別して貯めるのは良いと思いました。将来的には税金や社会保障、寄付といった位置付けとして考えられます。

 こうして息子が小学校に上がった4月。私は①「壊さない限り開けられない貯金箱」、②「子供用財布」、③「お母さん銀行の袋と通帳」、④「開けられる貯金箱と通帳」の4つを用意しました。

 額面1000円のお小遣いを4つに分ける配分は①200円、②500円、③100円&利子10%、④200円。

 さらに、お金の説明をするために、すべての小銭を10枚、お札を各1枚用意し、満を持してお小遣いをスタートさせたのですが……。

お小遣い4種

⚫︎挫折しつつも継続

 結論から言うと、「子供がお金に興味を持つ前に、親のタイミングでお小遣いを始めた」のがあまりよくなかったかもしれません。

 最初、息子はお金をもらうと「即日全部」使いたがり、それは私自身の身に覚えがあるのでOKとして見守るばかりでした。しかし彼はやがて、お小遣い日も、お小遣いが存在することも、すっかり忘れ去ってしまったのです。小学一年生当時、本人にとってお金はまだ興味が薄く、さらに、なんだかんだと欲しいものは父親が買い与えてしまう悪習慣。そして発達凸凹くんでもあるので、「数の概念が弱い」といった事情もありました。

 それでも私は黙々と、決めた通りお小遣い4分割を毎月続け、外出時に子どもが何かを欲しがった時には本人のお財布(②)から出させるようにしました。
 合計やお釣りを計算させようにも、息子は数字が苦手で、苦難の連続ではありますが、だからといってお金を触る機会がないよりは良いかと思います。

 ただ、こどもにお金を渡すやり方は他にも検討の余地がありそうです。定額制でお小遣いを渡す方法だけでなく、お手伝いに応じて渡す「報酬制」を取り入れたり、最近では「プレゼンテーション制」で親を納得させることができたら必要なお金を出す、というのも良いですね。今後検討したいものです。
 時期も渡し方も人ぞれぞれ、家庭の事情もそれぞれ。「最善なやり方」はそれぞれに模索してみましょう。

⚫︎良かったこと&母の作戦

 4つに分ける方法を継続して、私でも「おぉ」と思ったのは、増やすお金。毎月100円を複利10%で1年間貯める(③)と、かなりザックザクになります!

 計算すれば数字上はわかりきったことなのですが、利息分をきっちり小銭で追加したので、視覚的にインパクト大!

 2年生になった息子に見せると、素直に喜んでくれました。金利の意味はわかってもらえてなさそうですが、「お金は増やすことができるだよ」という話は一応いたしました。(その後は元金が増えたことですし、2年目から金利を1%に変更)

 また、この「お小遣いを4つに分ける制度」の利点の一つは、「親の裁量で決めれば良い」ところだと思います。(つまり、あげっぱなしではなく、調整の余地がある)

 今後、息子がお金に興味を持って、数の理解が深まってくれれば、「②使うお金」の比率を大きくしてあげようと思っています。

 貯めている①と③も、渡すタイミングは保護者次第なので、中学生になって参加したい活動など出てきた時や、高校生になって友人や彼女とTDLでも行く時にか、どーんと渡してやろうと思っています。

 人のために使うお金④も、現在のところは貯める一方なんですが。今後お友達の誕生会に呼ばれることがあれば、家計から慌ててプレゼント代を出さなくて大丈夫という意味で、母にとっての安心でもありますね。(本当は、母の日や父の日や敬老の日なんかに思い出して欲しい〜)

⚫︎おわりに

今回は、我が家のお金教育「お小遣い」について、挫折談も赤裸々に書き残しました。

絵本『ビーバーとどろぼうのすてきなひろいもの』発売日11月20日をいよいよ来週に控え、発売前に、この記事はどうしても書いておきたいと思いました。なぜなら、、、お金テーマの絵本を出すにあたって、「きっとこの絵本の作者さんはしっかりもので、自分の子にもちゃんとお金教育できているだろうな」と思われそうで、「そうでもないのが現実」ということをエクスキューズしておきたかったからですかね。(^^;;

絵本のストーリーには、たくさんの想いや願いを詰め込んでいます。その中で「お金の教育」というキーワードを盛り込んで発売いたしますが、具体的なものではなく、概念的な大枠、お金教育に入るちょっと前に考えて欲しい内容になっています。

 お金とは、盗んだり誰かを傷つけて手に入れても意味がない、紙切れ同然のもの。
 好きなことや得意なこと、自分のできることをして、誰かを喜ばせた結果、お金が自然と流れてきて、それをまた、周りを良くするために使う。
 そんな「幸せなお金の流れ」の中で生きていきたいものですね。

こどもたちが心に描く世界に、期待を込めて。

お金の話&本#2

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毎回1冊お金教育関連の本を読み、私自身のエピソードや感想を書き残します。

【今回読んだ本】

『歯みがきつくって億万長者』
英題:The Toothpaste Millionaire
ジョーン・メリル=作
岡本さゆり=訳
平野恵理子=絵
偕成社

The Toothpaste Millionaire
The Toothpaste Millionaire

⚫︎主人公は12歳。結構リアルなビジネスの話

内容はタイトルのまんまですが、主人公は12歳!
元は、1972年にアメリカで出版されたお話なんですね。日本で絵もつけて児童書の形ですが、大人の私にも面白く引き込まれるストーリーで一気読み!

主人公の体験から、「モノを作って売ること」「付加価値」「商品を知ってもらう広告」のような商売のことがわかります。

でも後半に読み進めると、「資金調達」とか、「雇用」とか、大手会社に目をつけられて「談合」「価格競争」まで出てきて、かなりリアルw
(一応児童書なので、小学生からもうこんなお話読んじゃうの?!と内心びっくり)

最後はあっさり大人のビジネスから身を引いて、次の楽しいこと、自分のやりたいことを新たに見つけにいく主人公たちが眩しかったです。

※ ↑ネタバレになりますが、「経済の仕組みがわかる本」という触れ込みより、この起結が一番大切なもののように思いましたので。

「ただ夢中で好きなこと・興味のあることをしていたら、そのサービスを喜んでくれる人がたくさんいて、、、」商売や働くことの真髄がわかるお話。

お金の話&本 #1 「6歳からのお金教育」

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毎回1冊お金教育関連の本を読み、私自身のエピソードや感想を書き残します。

#1 「6歳からのお金教育」

【今回読んだ本】

八木陽子著『お金は子どもに預けなさい*6歳からの金融リテラシー講座』

⚫︎私の初めてのお小遣い

 皆さんは何歳からお小遣いをもらいましたか?

 私自身は、小学一年生(6歳になる年)で月1000円のお小遣いからスタートしました。同じ学齢の子と比べたら多い方でした。この時、父から言われたことを、よく覚えています。

「これはお金の勉強だからよく考えて。すぐに好きなものを買うこともできるし、貯めておいて高いものを買うこともできる。もしも貯めるなら、『お父さん銀行』に預けておけば他の銀行より良い金利でお金を増やすこともできる」と。

 でも私はお小遣いをもらったことが嬉しくて、すぐに使いたくて、近くのスーパーに行くと、「1000円で買える一番高い文具」を買ってしまいました。すごく欲しいわけでも、必要なものでもありませんでした。
 しかし父はそれを咎めず、黙って見守ってくれました。

 そのあとのお小遣いをどのように使ったのかは、よく覚えていません。でもきっと、期待に反した使い方をしていたのでしょう。なぜならその後、私のお小遣いは6年生になっても数百円しか上がらなかったのです。中学生になる頃には、周りの子よりお小遣いが少なくなっていました。
 それでも、お手伝いをすることでお小遣いを少しもらえたので、私の特性に合わせて、ちょうどいい具合に設定されていたのかもしれません。

⚫︎父からのマネー教育

 私の父は個人事業主で、自宅を兼ねた建物で飲食店を経営していたので、お金がどのようにして我が家に入ってくるのかや、両親が懸命に働く姿などは、幼少から身近に見て知っていました。

 振り返ってみると、私は自然と父から金銭教育を受けていたのです。

【父の金銭教育】

  • お年玉を「お父さん銀行」に預けて増やすこと
  • 子供のお金の使い方にあえて口を突っ込みすぎず見守ること(失敗を経験させる)
  • 貯蓄は残ったお金を当てるではなく、収入から最初にとっておくこと。
  • (大学生になってアルバイトを始めた頃)お金を貯めたら、普段使わない預金の一部で、配当利回りの良い株を買っておくこと。
  • 銀行の本当の仕事は預金を預かることではないこと。良い借金と悪い借金があること。
  • お金を使う時には、その使い方が「消費」なのか「経費または投資」なのか考えること。

 学費は投資。高校時代に留学させてもらったり、私立大学に行ったり、お金がかかることを少し心配したのですが、父は私への投資だからと応援してくれました。現在、語学はほとんど使わずに暮らしていますが、留学で為替や金融事情の違いを体験できたことは人生の役に立っています。

 他にも、父は「この本が面白かったから、よかったら読んでみな」と、お金関係の本を勧めてくれました。(株式関係の本をはじめ、個人事業主が頼るべきは都市銀より地元の信用金庫!といった内容の本など)

 私は数字が苦手でズボラな性格ですが、本を読むのは好きな方なので、勧められればお金関係の本もよく読みました。
 「お小遣い帳を1円単位で帳尻を合わせないとダメ」とか、「数字が苦手だからお金の管理ができない」ということはありません。

 父のおかげで私は、少ない収入なら少ない収入なりに、ちゃんと税金を払い、貯蓄用と資産運用と生活費を分けて暮らすことができました。

 私が今このように「お金の教育は大事!」と熱意を持って発信しているのは、父が信念を持って私に教えてくれたことだからです。

そういうわけで、デビュー作の絵本の奥付けに、父への感謝を献辞で入れさせてもらいました。

 そして何より、自分自身が母親になり、私よりもさらに数字が苦手な息子に、「これからどうやって真っ当な金銭感覚を養おうか、トライ&エラーを繰り返している最中」だからです。😓

 息子にも、自分と同じように6歳でお小遣いをスタートさせましたが、現在のところ、正直あまりスムーズにはできておりません。(息子の話はまた後日としますね)
 でも「だからこそ」問題意識はあると、とりあえずプラスに考えておきましょう。

⚫︎ 八木陽子著『お金は子どもに預けなさい*6歳からの金融リテラシー講座』

 発行が2009年なので、まだ子供への金銭教育をタブー視する人もいた頃の、先駆けとも言える一冊でしょうか。

 子供のマネーセンスを養うには、ただお小遣いを渡すだけ=「渡しっぱなし」では不十分です。

 親自身もお金についてよく考え、学び、子供の失敗を見守ったり、考えるきっかけとなる声がけをしたり、お金についてごまかしではない対話を子どもとしていく大切さ、具体例などが書かれた良書です。
 私はこの本を読んで、6歳だった自分自身を思い出すとともに、現在8歳の息子とのリアルな問題にも、いくつかのアイデアを得ることができました。

 そして、八木先生の本は、他の本でもそうですが、小手先の金融知識や「お金があればいい」といった内容ではなく、「子供の夢や興味を応援することの大切さ」や「幸せな人生、お金との付き合い方を考えよう」といった芯の通ったメッセージを発信されている点に、私はとても感銘を受けています。

 八木先生にまだ直接お会いしたことはないのですが、私からお願いをし、11月に発売される拙著『ビーバーとどろぼうのすてきなひろいもの』に、八木先生から推薦コメントをいただけることとなりました。表紙に掲載されます。

 ご縁をいただき感謝感激です。何よりも憧れの八木先生に応援していただけることが嬉しいです。ありがとうございます!
 いただいた応援に報いることができるよう、頑張ります。そして良い縁が周りにもどんどんつながっていきますように🙏

 今回は、私自身のエピソードを交えて書きました。11月ごろには「私の息子のお小遣い」について、波乱の現状報告を書きたいと思います。

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