毎回1冊お金教育関連の本を読み、私自身のエピソードや感想を書き残します。
【今回読んだ本】
『歯みがきつくって億万長者』
英題:The Toothpaste Millionaire
ジョーン・メリル=作
岡本さゆり=訳
平野恵理子=絵
偕成社

⚫︎主人公は12歳。結構リアルなビジネスの話
内容はタイトルのまんまですが、主人公は12歳!
元は、1972年にアメリカで出版されたお話なんですね。日本で絵もつけて児童書の形ですが、大人の私にも面白く引き込まれるストーリーで一気読み!
主人公の体験から、「モノを作って売ること」「付加価値」「商品を知ってもらう広告」のような商売のことがわかります。
でも後半に読み進めると、「資金調達」とか、「雇用」とか、大手会社に目をつけられて「談合」「価格競争」まで出てきて、かなりリアルw
(一応児童書なので、小学生からもうこんなお話読んじゃうの?!と内心びっくり)
最後はあっさり大人のビジネスから身を引いて、次の楽しいこと、自分のやりたいことを新たに見つけにいく主人公たちが眩しかったです。
※ ↑ネタバレになりますが、「経済の仕組みがわかる本」という触れ込みより、この起結が一番大切なもののように思いましたので。
「ただ夢中で好きなこと・興味のあることをしていたら、そのサービスを喜んでくれる人がたくさんいて、、、」商売や働くことの真髄がわかるお話。